プロジェクトを操縦する5

id:juratena:20070323
結局、本体のエラい人が来てプロジェクトを立て直すこととなった。
立て直すといったって、なんてことはない。全員の目線を合わせ、目標に焦点を合わせることだけだ。
目標を確認し、目標のための作業を把握し、作業の計画を確認し、作業の割り当てをもう一度確認する、ただそれだけだ。
難しいことなど何もない。必要なのは、ある種の声の大きさだ。
そう、彼K氏に必要なのは声の大きさに象徴される、リーダシップとかそういう類のものだ。
彼はあまりにもジェントルマンなのだ。意見を聞いてしまう。顔色を見てしまう。人としては最高なヤツだが、リーダーは時として、人の声を聞く前にビジョンを語らねばならないときがある。顔色よりも今やらねばならないことをさせねばならない。ジェントルマンではなく独裁者でなければならないときがある。それゆえに孤高なのである。